プロ作家

一冊の本には魂が宿ると思う

プロ作家に会ったことはないし、実際に本を作ったこともない。
でもDTPや印刷の知識は少しながらにある。
プロ作家なら本ができるまでの過程は知っていると思うけれど、実際の作業はどれだけ知っているだろう。
印刷用データの作成、下版、印刷、断裁、製本など、本ができるまでの過程にはたくさんの人が関わっている。
どこかで少しながらの知識をまとめるのも面白いかもしれない。
印刷に関わる仕事は作業だけでなく、納期や工程管理のやり取りで精神を消費する。そうやって苦労してやって出来上がるのが本だ。
その本も売れなきゃ苦労も救われないのだから大変だ。

お金のこと

文庫本なら600円、単行本なら1500円くらいで売られている。
作家は印税が収入になることが多い。
印税のパーセントは10%とかと言われているみたいだけど、実際は3〜6%ぐらいもあって、出版社によっても違うらしい。
また、実際に発行した部数で計算される場合と、売れた部数で計算される場合がある。
ここは契約次第ということ。
ただ、売れた部数だけで計算すると作者にほとんど収入がない可能性もある。
かなり厳しい現実。それを補うために初版保証といって初版発行では一定部数(初版の40%から70%)の印税がもらえることもあるとか。
作家で食べていこうとしたら文庫本なら月に6000部ぐらいは売れないといけない?と思う。
6000部×600円×6%=21600円
単行本なら3000部ぐらいか。
ここから税金を引いたら18万ぐらいが手取りかな。
地方なら暮らせるだろうけど、都心では難しい。
作家になる前に手に職をつけていないと生活できないと言われるのも分かる。

雑誌の掲載だと文字数で計算される。
400字の原稿用紙1枚で1000円から2000円。
微々たるものだ。
けれど宣伝の要素が大きい。

プロ作家の力

売れる作品を書かないと出版社も作家も共倒れになる。
だから作家には書く力はもちろん、大衆に好まれるものを求められる。
作家志望者はたくさんいる。その中で賞を受賞するのは本当に売れる作品を書ける人。
売れる要素を書けるというのも重要になってくる。
出版業界が衰退する原因もここが大きいと思う。
売れる仕組みが作家の腕次第ということは、やはり頼りない。他にも売れる仕組みを見出さないと衰退するしかないと思う。
イベント企画などもちろん対策はしているけれど、もっと確実な方法が必要だと思う。

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