「メロディ」

星の環状線は
嘘を祝福して
愚盲な詩人に
聖く暗示する

褪せた空想を
懐古した闇で
少女の名残が
鮮やかに薫る

花の運命論は
神を断絶して
美談な秘密に
永く依存する

痩せた首筋を
自罰した恋で
悲愴の善意が
穏やかに腐る
©Daichi Ishii Office, LLC.