「終末の胎」

裸の受難が
支配する匣
乏しい僕は
口笛を鳴く

甘い洗脳で
深爪をして
素敵な罪が
疫病に還る

茜の艶美が
自害する線
烈しい君は
神学を裂く

硬い心根で
散骨をして
不吉な熱が
追憶に交る
©Daichi Ishii Office, LLC.