「氷る美景」

冬の向日葵は
寵愛を縒らず
孤高な色彩で
密やかに咲く

深雪は黙って
句読点に宿す
予言した命が
淡い夢を病む

朝の牡牛座は
憂愁を刈らず
神秘な幻覚で
鮮やかに点く

青空は惑って
鎮魂歌に乱す
換気した心が
聖い悪を食む
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