生命の発現

風が砂を吹き飛ばし、砂漠に凹凸ができた。

太陽が昇ると、その凸凹に適当な影をつける。

そして、

その陰影、偶然の彫刻は、

風が吹きすさび 太陽が傾いていく中、
わずか一瞬、 

パラパラ漫画のように動いた。

目の錯覚。

そして

俺。

光と風のいたずら。
ある時間だけ、偶然寄り集まった砂粒の塊。
 模様、 ノイズ。


存在。
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