「その歩みが終わる時―余韻」



走ろうとしても 想いが絡まって

思うように 踏み出せなくて

見上げれば 空は果てしなく 青くて

空の彼方から――溢れた想いが

――落ちてくる……

それは光り輝いていた 色褪せた宝石……

手に触れて 閃いて 翻って 本当は嘘になる
だから嘘も―本当になる

時には裏切りのような残酷さで

信じようと勇気を振り絞っても 伸ばした手は傷ついてしまう
痛みに手を引っ込めて 滴が零れ落ちてしまったから

もう――取り戻せない……

歩みが――止まってしまった
時が止まるように それはまるで――夢の終わりのように

もう何も見えない……
星が消えてしまったから

こんなことになるのなら
最初から信じなければ――よかったのに……

©Daichi Ishii Office, LLC.