おはようの珈琲

目を擦りながら目覚まし時計の頭を叩く
勢いで倒れた目覚まし時計で時間を確認する
脳が予定を立て始める

ああ 体は脳の予定通りに動かない
枕に顔を沈めて抵抗する
ああ 脳だけが焦っている
時間が過ぎるほど予定に余裕がなくなる

時間がなくなって頑張るのは体だ
しばらく抗った体も諦めて動き出す
アイスコーヒーで体を覚醒させる

支度をして玄関のドアを開けると晴天だった
心とは裏腹の空模様を仰ぎ見て「くそったれ」と口から出てしまう
でもすぐに重力によって自分に返ってくるなと考えて

数秒前の自分に「くそったれ」と言い返すために
頑張ろうと力を入れるほど自分は単純だ


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