「幸せの重さ」


過去が重くなったから
幸せの軽さが怖かった
どこかに行ってしまいそうな幸せが
まるで木漏れ日の光みたい

手に触れた瞬間
消えてしまう泡みたい

消えてしまったように見えて
見えない場所に降り積もる

溶けない雪は 温かな雨のよう
光のように きらきらと残る

空気みたいに軽い優しさが
いつか重たい過去と釣り合う

海みたいにどこか遠い場所へと運んでいく
波の一つ一つを 進む力に変えて
受け取った分だけ 次の一歩の歩幅になる



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