「しるべ」


月の光を頼りに歩いていても
それは答えではなくて

例えばそれは道端にある 転がる石
ふとした時に そよぐ風
目印のように 立てた旗
どこかに繋がる 結んだ糸

それは進むためだけに必要なのではなくて
本当は 戻るためにこそ 必要なのかもしれない

迷っても 信じられるように
信じられなくなっても 見つけ出せるように



©CRUNCH MAGAZINE