女の子と男の子

「分かりやすさは売り物の価値」という言葉が示すとおり、
属性をつけて分かりやすく見せてあげることで
その売り物をよく知らない購買層に興味を与えていくというのは
よくある手法として理解できる。

その見せ方は問題になる。

「大森靖子」=「女の子」
という光の当て方は
ずいぶんと乱暴かな、と。

確かに大森靖子は女の子を感じさせる歌が多い。
そこに魅力があるとしても、あくまで入口としての魅力であって、
「空は青い」
と同じくらい、意味があり気で、実は何もない称賛。

その奥にあるいろんなものを
「もうわけわかんないけど」
で落としているとしたら、
レビュアーとして敗北に近い。

ただ、男の子は女の子に夢を見ちゃうんですよね。
大小や色形問わなければ、全ての男の子が潜在的にそうだと思う。
それはすごくダサいことだけど、
かわいらしくもあるのかな、と。

女の子と男の子について考えさせられる、面白い作品でした。
あと、渋澤怜さんの大森靖子紹介、読んでみたいです。
©CRUNCH MAGAZINE