それはむしろ―とても とても 優しい―詩(うた)

どうやって歩めばいいのか分からなくなった時は

この場所にいつでも来ればいいよ

どんな時も ここにいる

忘れてもいいよ でも僕は忘れない

自分が分からなくなった時は

気が済むまで 触れて 確かめて

ここで休んでいけばいいよ

誰も君のことをせめないよ
大事な君自身だもの

泣いても 叫んでも
君が 君のことを嫌っても

僕は 君を嫌いにはならないから

これは小説
ただの作り話
そして名のない歌

聞こえなくても歌い続ける星のような
見えなくても咲き続ける花のような

触れなくてもいい それでも伸べ続ける手

君が 君自身を守れなくなりそうな時に
闇夜から現れる月のように それはきっと微笑みかけるよ

それは意味がないかもしれない歌詞
それでも―とても とても 寂しくて でも優しい―歌
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